2021.4.2配信 AppleArcade FANTASIAN |
2019年残暑の頃「巣鴨さかつうギャラリー」坂本氏より、ゲームの背景を制作するお仕事の件をお聞きしました。 その時点ではゲームを全く知らない私は、今回の仕事の内容を100%は理解できていませんでした。 ただ、偶然にもなんとなくTVのCMで見たことがある「ファイナルファンタジー」みたいなゲームのことですか?と聞き返したことだけは記憶しています。 今回のゲーム「FANTASIAN」はジオラマを使って撮影するRPGゲームとのことでした。 私はその「FANTASIAN」の中の「ベンスの街」の民家室内を3軒制作させていただくことになりました。 作品の多くの部分を粘土で製作し、ハンドメイドならではの温かい雰囲気を出すという事が今回のテーマでした。 久しぶりの粘土作業が始まりました。 ハウスはもちろん家具や小さなパーツそのほぼ全てが粘土で制作です。 12月には最初の対面での打ち合わせがありました。 ゲームの制作はすでに進んでおり、オフィスに伺うと既にいくつものジオラマが並べられていました。 私もこのようにいただいたイラストをジオラマに再現するのだなと再認識しました。 真冬に向かい横浜港停泊中の豪華客船内で「新型コロナウイルスの感染拡大」がニュースに頻繁に出るようになりました。 いよいよ私もジオラマ制作を始めました。 その矢先重症の風邪を引き、その咳でろっ骨を骨折のアクシデント、それをかばいぎっくり腰に。三重苦の中少しの休息を取りながら制作に戻りました。 今回は撮影の都合でハウスもパーツも接着しない可動式。 これまでに制作したことがない仕立てでしたので、1作目は試行錯誤で何度か作り直しました。 製作途中はスカイプで進捗をお伝えしたり、それぞれのパーツを確認していただきながら進めていきました。 2020年2月こうして1作目は完成し持参という形で直接お届けすることができました。 まもなくコロナ禍で人とお会いすることも出来ない時期がやってきて、全てのやり取りがネット上となり、第2作と3作の完成品は宅配便で送ることになったのでした。 材料の買い出しもままならない時期でしたが、粘土や木材を早めに用意していたたので慌てずに済みました。 4月検品も終わり私の任務完了。 その後、このゲームの監督をしている方が「ファイナルファンタジーの生みの親である坂口博信氏であること」「mistwalker坂口博信氏が新たに立ち上げた新型RPGゲーム「FANTASIAN」であるというつながりを遅ればせながらを知ったのでした。 ゲームという未知の世界ではありましたが、ジオラマがいろいろなシーンで使われていることを知り嬉しい限りです。 2021年4月2日「Applearcade」より配信が開始されました。 ゲームの世界に少しでも関りを持つことができたことに感謝いたします。 ★ゲームのエンドロールに「さかつうギャラリー」のくくりで「遠藤大樹」「佐藤千寿子」の名前を掲載してくださったそうです |
ベンスの街 民家 大 | ||||
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ベンスの街 民家 中 | ||||
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ベンスの街 民家 小 | ||||
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